キッチンを子どもにとって安全な場所にするには?

キッチンを子どもにとって安全な場所にすれば、日頃からお子さんと一緒に晩御飯を作ったり、家事に参加させることができます。安全な状態で物事が行えるようにして、キッチンを、もっと楽しく大切な意味のある場に変えましょう。
キッチンを子どもにとって安全な場所にするには?

最後の更新: 06 12月, 2020

子どもは親と新しいことを学んだり、大人の真似をしたりして一緒に時間を過ごすことが大好きです。そこで今日は、子どもが安全にコックさんごっこをして、自分のスキルや自立性を発達させることのできるキッチンにする方法をご紹介します。

まず最初のステップは、キッチンですぐに起こりえる危険を排除することです。それができたら、キッチンをもっと子どもが使いやすい場所へと変えていきます。子供に安全なキッチンにすれば、ケーキを焼いたりお菓子を作ったり、晩御飯に手作りピザを作ったりして、一緒に楽しい午後を過ごすことができるようになるでしょう。

子どもにとって安全なキッチンを作る

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家に小さい子がいる場合は、オープンキッチンだととても多くの利点があります。一緒に料理をする場所があるというだけでなく、親が料理をしたりお皿洗いをしたりしている間も子供の様子を見ることができるからです。

子どもの安全を守るためには、障害物が少なければ少ないほどいいものです。オープンキッチンには壁もドアもないので、子供には安全なのです。

一般的に、オープンキッチンには大きなセントラルアイランドが付いている場合が多くなっています。これがあることで、従来のキッチンよりも作業をする場所が広くとれるので、子どもと一緒になにかをする場所がたくさんあります。

安全第一!

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言うまでもありませんが、最も大切なのは必ず子どもが安全な状態であることです。そのためには、常に子どもの一歩先を読まなければなりません。子供の探求心やいたずら心を決して見くびってはいけません。

可能なら、あらゆる事故を防ぐためにオーブンは高い位置にあるのがお勧めです。子どもの手の届かないところにあれば、食べ物を入れたり出したりするのもずっとやりやすくなります。また、中には「クールドア」機能の付いているオーブンもあります。つまり最大出力で使っても、外側は冷たいままなのです。

食べ物、清掃用品、ごみを保管・整理する方法についても注意しましょう。これらを子どもの手の届かないところに置いておくことが大切です。

子どもにとって使いやすいキッチンに

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子供が扱っても安全な食器を、子供自身が簡単に取り出せるようにすることも大切です。

子どもが使っても安全なフライパン、型抜き、おたまなどを、一つのカップボードやキャビネットに分けて入れましょう。レシピの準備をする際に、子どもが主体でできるような材料も一緒に保管してもいいですね。

ナイフやハサミなどお子さんに触れてほしくないものは、必ず上の方の引き出しキャビネットなど手の届かないところに置きましょう。あるいは、引き出しやカップビードに安全ロックをかけるのもいいでしょう。

また、お子さんがカウンタートップに簡単かつ安全に手が届くように、スツールを買ってあげることをお勧めします。もちろんそこにお子さんが乗っているときは目を離すことのないようにしてくださいね。

キッチンを子どもにとって安全にするためには、子どもから決して目を離さないことが重要です。料理をしている間は、お鍋やフライパンをできるだけ子どもから離れたところに置きましょう。可能なら事故を防ぐためにコンロガードを使うといいでしょう。

床の安全

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子どもがキッチンで料理に参加すると、床が濡れたりべたべたしたりするのは普通です。床が滑りやすくなっていると、大人も子どもも怪我をする危険性があります。これを避けるために、ビニールのフロアマットを敷くことをお勧めします。滑らないようにしてくれるだけでなく、お子さんが大好きになるようなかっこいいデザインのものも売られていますよ。

キッチンのおもちゃ

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子どもには、ごっこ遊びが非常に重要です。実際のシチュエーションをまねし、いろいろな役になりきることで子どもは学びます。イマジネーションの力があれば、子どもはママにもパパにも、先生や有名なシェフにだってなれるのです。

お子さんがまだとても小さい場合は、近くにおもちゃのキッチンを置いて、親が料理をしている間に遊べるようにしてあげるといいでしょう。こちらのIKEAのキッチンセットはシンプルでかわいらしく、ご自身の趣向や好みに合わせてカスタマイズすることもできます。

 

ここまでご紹介したのは、キッチンを子どもにとって安全な場所にするための方法のほんの一部にすぎません。ぜひ試してみて、楽しい家族のアクティビティとしてお子さんに家事の手伝いを教えるのにぴったりの場所を作ってみてください。

少しずつ、年齢と能力に合わせてお子さんに任せることを増やしていきましょう。それがお子さんが楽しみながら自信をつけ、自尊心を高めることにつながるのです。