美しい切り花をより長持ちさせる方法

花を飾るのが好きでも、なかなか長持ちさせることができなくて困っている方はいませんか? そんな方のために、本日は切り花をより長持ちさせる方法をご紹介します。
美しい切り花をより長持ちさせる方法

最後の更新: 07 4月, 2021

花は自然の最も魅力的な部分の1つです。フラワーアレンジメントにしても、浮き花にしても、家に花を飾るのが好きな人はたくさんいるかと思います。もちろん、インテリアの一部として楽しむこともできます。

庭から花を摘んだり花屋で買う前に、まずはどんなフラワーアレンジメントを作って、どこに飾るかを決めておくといいでしょう。

もう1つのポイントは、切り花をできるだけ長持ちさせる方法を知ることです。切り花を長持ちさせるためには、手順に沿って手入れを行うことが重要です。手入れの仕方が分からないという方でも心配いりません。とても簡単でシンプルな方法なので、ぜひ試してみてください。

花は自らの喜びのために花を咲かせる。

-オスカー・ワイルド

花を切るのに適した時間帯

切り花

花はどの時間に切ってもいいというわけではありません。花を切るのに適した時間帯は、明け方か暮れ方です。夏の場合は、一番暑い時間帯に切るのは避けましょう。

また、夏でも冬でも、植物を花のないままにしないでください。開花し始めたばかりの花を切ったり、つぼみを摘み取るのは、植物にダメージを与えます。植物もまた、独自の過程をもって生きているので、自然の開花過程を遮ることは避けましょう。

花を選ぶときには、花びらが落ち始めていたり、開きすぎている花は長持ちしないので避けるようにします。自宅以外の場所で花を摘む場合には、湿った紙で茎の部分を包み、移動中も新鮮さを保つようにします。

花を買うときに気を付けたいこと

切り花

先ほども述べたように、開きすぎている花や枯れた花は買わないようにします。これは花が新鮮でないサインです。また、長い間太陽の日にさらされた花も買うのは避けましょう。

庭の花にしても、花屋の花にしても、切り花を選んでからは室内植物のように扱います。つまり、直射日光にさらし過ぎないようにし、風、湿気、高温を避けることで花がより長持ちします。

また、アレンジする前にも、水に花を浸けておきます。そして、夜は涼しく換気の良い部屋に置いておくのがいいでしょう。

準備と手入れ

花を選んだら、次のステップは花を生けて、手入れすることです。花瓶の中の水につかる葉を取り除いて花瓶に生けるか、または吸水スポンジに生けます。

枯れた花は摘み取ります。球根花については、より吸収しやすくなるように茎の下の白い部分は取り除きます。

花を生ける前には、茎の下の部分をお湯につけ、その後に冷たい水につけます。これで花の中の水分をより長く保つことができます。

また、たまに葉にスプレーで水をかけてあげましょう(花びらにはスプレーをしないように)。さらに、茎の下の部分が柔らかくなってきたら切り取り、水の上に落ちた花びらや葉も取り除きます。

ポイント

花は切られてから24時間以内に、生きるのに必要な水分量の約半分を吸収します。そのため、切り花延命剤を入れることで、より長く花を保つことができます。

または、自家製の延命剤を作ることもできます。レモンか酢を数滴入れるか、1リットルに対して3滴の漂白剤を入れてみましょう。

人気の切り花

切り花

どの花も切り花として楽しむことができますが、花の種類によってはより耐水性に優れている花があります。このような花は、花束やフラワーアレンジメントをするのに向いています。

最も一般的に使われているのは、バラ、アジサイ、グラジオラス、カーネーション、常緑植物、ユリです。よりオリジナルなデザインにしたい場合には、オランダカイウ、アガパンサス、チューベローズを選んでみましょう。