タイプごとに解説！床のお手入れの仕方

0 分

床を新品のように見せるコツをお探しですか？　床のタイプごとに適したケア方法をご紹介していきます。

最後の更新： 04 3月, 2021

床は家のパーソナリティを表します。床をピカピカに保つためには、その床のタイプに合わせたケアの仕方についてのシンプルなコツを知っておく必要があります。

木の床、カーペット、大理石、ストーンウェア、テラコッタなど…今回の記事では、それぞれの床を良いコンディションに保つためのアドバイスをご紹介します。しかも、これらのお手入れのコツは便利なだけでなくとても簡単に実践できるものになっていますよ。

床に跡が残らないようにするには

光沢仕上げのしてある寄木張りの床や堅木張りの床は、毎日モップ掛けをするとよく持ちこたえてくれます。掃除をする際は、お湯と、木材やウッドチップの床に適している中性の洗剤を使いましょう。

ワックスには二つのタイプがあります。木の床などのケアに向いている溶剤ベースのものと、天然の石やクレイ床などに適したシリコンベースのものがあります。

トロピカルウッドは湿度にとても耐久力があり、ほとんどの場合浴室やキッチンに勧められます。木材の表面を良い状態に保つためには、年に二回ほど、木目に沿って亜麻仁油を使って磨くといいでしょう。

大理石の輝きを引き立てるには、事前に大理石がきれいで乾いた状態なのを確かめてから、リキッドワックスをかけましょう。ワックスをかけおわったら、ウールの布がついたモップで磨くといいでしょう。

しつこい汚れには、塩を撒き、上からサワーミルクを少しかけ、その混ざったものを布で覆います。48時間経ったらお湯をかけて、布でペーストを取り除きます。

表面の傷は、ソリッドワックスを少し使って隠すことが可能です。傷がとても深い場合は、スチール製の布でこすった後、スピードの遅い設定にしたホイール研磨でなめらかにするというのが専門家のアドバイスです。

ストーンウェアはあたたかい石鹸水で磨くといい状態を保つことができます。ピカピカにしておくためには、バケツを二つ使いましょう。一つは石鹸水、もう一つは水を入れてゆすげるようにします。

つなぎ目には古い歯ブラシを使い、軽く薄めた洗剤に漂白剤を数滴垂らしたものにひたして磨きます。汚れがひどい場合には、チョークの粉とアルコールで作ったペーストをブラシにつけましょう。乾かしてから布でペーストをぬぐいましょう。

テラコッタの床の掃除はとてもシンプルです。表面をよく掃き、モップでつやを出すだけです。加えてときどき水と中性の石鹸で磨いてあげてもいいでしょう。水の跡が残らないようにするには、モップをしっかりとしぼるといいですよ。

こういった床の汚れを取るには、 水と中性石鹸にひたしたブラシでこすりましょう。色が変わっている部分には、レッドフロアワックスをかけることもできます。

この床を良い状態に保つためには、柔らかい箒で掃き、中性または低硫酸の石鹸で磨きましょう。大掃除をする場合には、アンモニア水につけたブラシを使用しましょう。

ブラシの付いていない掃除機で定期的に掃除機がけをして、ほこりを取ります。まだ新しい場合には、最初の数週間は毛の向きに沿って藁の箒を使い、出てくる糸を取り除きましょう。

植物繊維（ココナッツ、サイザル、ジュートなど）でできたカーペットは、汚れが横糸を貫通しないように毎日掃除する必要があります。コツとしては、掃除機の口の部分や柔らかい箒を使って、横糸に沿って掃くといいでしょう。

天然の石（サンドストーンやライムストーン）を掃除する際には、お湯と中性石鹸のみを使用します。汚れがある場合には水と50％に薄めた漂白剤につけたブラシでこすりましょう。床を守るためにはリキッドワックスを使うといいでしょう。

スレートの床を最適なコンディションに保つためには、食器用液体洗剤をお湯で薄めたもので掃除します。汚れがひどい場合には、水に苛性アルカリ溶液を加えてみましょう。そして乾いてからウールの布で磨きましょう。

床を新品のような状態に保つための、タイプごとのアドバイスはいかがだったでしょうか。この記事が、みなさんの床の状態を保つのに使えれば幸いです。