ラミネートフローリングとは?

ラミネートフローリングは設置が簡単であり、フローリングよりも安く、耐摩擦性であり、環境にやさしく、さまざまな色や仕上がりから選ぶことができます。どんな家にもぴったりな床材でしょう。
ラミネートフローリングとは?

最後の更新: 18 11月, 2019

ラミネートフローリングは1920年代から家庭で使用し始められ、1970年代にはその人気が最高潮に達しました。この記事では、市場に出回っている他のどの製品よりも耐久性があり、品質が良い素材であるラミネートフローリングについてご紹介します。

ラミネートフローリングの特徴

ラミネートフローリング

ラミネートフローリングは、フローリングや多層フローリングに代わる優れた床材です。さらに、磁器質タイルや寄木張りフローリングよりも安く、設置も簡単です。

そして、さまざまな仕上がりがあるので、木材や他の素材のように見せることもできます。あらゆる装飾スタイルに合わせることができ、寝室、リビング、玄関、キッチンなどどこでも素敵に見せてくれるのです。

樹脂繊維と圧縮木材が混ざり合っているおかげで、ラミネートフローリングは快適性、強度、そして耐久性を保証してくれます。さらに、傷、へこみ、そして一般的な摩耗に耐えることができます。また、各床板を並べて配置するシンプルな手順を使用しているので、設置がとても簡単です。

ラミネートフローリングが選ばれる別の理由は、特徴やスタイルが豊富なため、家に独創的な見た目を与えることができるためです。さらに、幅広いデザイン、スタイル、そして品質から選ぶことができます。掃除や手入れも簡単で、環境にやさしく、低刺激性でもあります。

ラミネートフローリングの欠点

ラミネートフローリング

主な特徴と利点についてはすでにご紹介したので、欠点についてもご紹介します。

1.すべての部屋に適しているわけではない

ラミネートフローリングは、屋外やプールやサウナなどの湿気が多い場所には適してません。

2.木材ではない

一見木材のように見え、少量の木材が含まれていることも事実ですが、ラミネートフローリングは木材ではありません。これは明確にすべきことでしょう。本物の木材のようには感じないですし、音も異なります。

3.修理することができない

床板(シートとして知られている)が裂けたり、劣化したり、傷や跡がついてしまった場合でも、できることは交換することのみです。陶磁質タイルや寄木張りフローリングに比べると、幸いにも交換するのにそこまで費用がかかりません。

ラミネートフローリングの選び方

ラミネートフローリングにはさまざまな種類があります。通常、日々の摩耗にどれだけ耐えられるかどうかを示す対摩耗性評価にて分類されます。また、住宅用と店舗用で大きく2つの用途に分けられ、さらに使用頻度(中、一般、激しい)に応じて3つのクラスに分けることができます。

家、オフィス、または店舗でラミネートフローリングの使用を考えているのであれば、次のアドバイスを参考にしてみてください。

1.色を選ぶ

フローリングの色

市場に出回っている色の範囲は、濃い色または明るい色、茶色、灰色、または黒など単に膨大です。メープル材やパイン材のような明るい色は空間をより明るく広く見せ、暗い色は温かく居心地のよい空間にしてくれます。

2.仕上がりを選ぶ

ラミネートフローリング

ラミネートフローリングにはさまざまな仕上がりがあります。最も人気があるものは、ツヤ無し、滑らか(またはサテン)、ハンドスクレイプ(手で削ったように見せる)、天然木の仕上げり(木の質感と見た目)、または同調(木目の模様をまねたもの)です。

3.厚さを選ぶ

フローリングの厚さ

厚さはラミネートフローリングを使用する場所やその部屋の使用頻度に応じて選びましょう。例えば、平均的な寝室では、専門家は「高強度」のラミネートの使用を推奨していますが、キッチン、リビング、または子供部屋では、「非常に高強度」の床材の購入が向いているでしょう。厚さは0.2~0.45インチ(5.08~11.43ミリ)まであります。

4.下地の素材を考える

ラミネートフローリング

下地の素材によって、ラミネートフローリングが適しているかどうか決まります。ほとんどの場合では、ラミネートフローリングを設置するのに問題になりませんが、ラミネートの床板を陶器質タイル、カーペット、ポリ塩化ビニル、またはフローリングの床に釘付けや接着することはできません。

最後に、ラミネートフローリングによっては、追加の機能があることを覚えておきましょう。例えば、抗菌性、帯電防止性(静電気を防ぐ)、または傷防止のコーティング(子供部屋に最適です)、滑り止めコーティング(キッチンなどの湿気が多い場所向け)の処理が施されていることがあります。