オリエンタルスタイルに欠かせない5つの特色

オリエンタルスタイルのインテリアは、西洋世界でもゆっくりと人気が出てきています。家の装飾において、これも素晴らしい一つの選択肢です。
オリエンタルスタイルに欠かせない5つの特色

最後の更新: 18 10月, 2020

家のインテリアに関しては本当にたくさんの可能性があります。独創的で画期的な見た目を作りたいという方は、ここ数年インテリアデザイン界でトレンドになっているオリエンタルスタイルを作るための、5つのカギをご紹介しますので参考にしてみてください。

まず一般的に、西洋の国に住む人は伝統的あるいはクラシックな西洋スタイルの要素を使う傾向があります。最も見知っている見た目を選ぶ方が安心するからです。ですが、最近はモダンなフュージョンインテリアを取り入れる人がどんどん増えていて、世界中からインスピレーションを得ているのです。

オリエンタルインテリアに特徴的なコンテンポラリーな雰囲気は、インテリアデザイナーに特に魅力を感じさせています。その結果、世界中でアジアンスタイルが基準点となり、西洋でもどんどん立ち位置を確立していっているのです。

1.オリエンタルスタイルのカギ―床に直接座るイス

オリエンタルスタイル

こういったイスは多くのアジアの国によく見られる特徴です。床と距離があるイスやアームチェアももちろん使われますが、伝統的な床に座るタイプのイスも使っているという人が多いようです。日本の座椅子などもその一つですね。

ですが、他のタイプのオリエンタルスタイルのイスには背もたれがなく、クッションや支えのみでできています。クッションの上や床に直接座るというのは、アジア文化ではよく見られます。

この点で、オリエンタル文化は西洋文化とは大きく違います。インテリア専門店に行けば、こういったタイプのさまざまなイスが販売されており、ご自宅でオリエンタルスタイルを再現することができます。これは家にちょっと他とは違った見た目を作るとてもおもしろい方法です。

オリエンタルスタイルは居心地もいいスタイルです。

2.ローテーブル

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床に座るイスと同じように、ローテーブルもオリエンタルスタイルのカギの一つです。これは食事をとったりお茶を飲むのに使われます。とても床に近く高さが低いので、くつろいで使うには座る必要があるのです。

ベストなのは、こういったローテーブルと伝統的な床に座るタイプのイスを組み合わせることです。部屋の一角にこのようなテーブルを置いてしまうと、ただの飾りになってしまうリスクがありますからね。

3.床

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東洋やイスラムの国々では、床がラグやマットで豊かに装飾されていることがよくあります。これは、居心地の良さと暖かさを感じさせてくれます。とてもおもしろい選択肢をいくつか見てみましょう。

  • きめの細かいコットンラグは、足の下に心地いい感触を作ってくれ、床に座ったり瞑想したりする際にクッションにもなってくれます。また、寄木細工の床などの場合は、傷からも守ってくれます。
  • エスパルトグラスのラグは、素晴らしい装飾要素になってくれます。摩耗しにくく、重い家具なども支えてくれます。たいていの場合円形や長方形をしており、スペースをあまりとりません。
  • 合成素材のマット(またはその他の素材のマット)は、リビングなど床全体を覆うのに適しています。オリエンタルスタイルでは家に全面カーペットを貼っていることも多いですが、床の一部を覆わないでおくのもおすすめです。

4.障子

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典型的な西洋の家に障子があるのはとても珍しいことですが、アジアではとてもよくあることです。これは光をたっぷり中に通しつつ、光にフィルターをかけて柔らかくするよう設計されています。

障子は開けたり閉じたりすることで空間を区切ったりつなげたりすることができます。しっかりとした壁を作ることなく、障子紙は各部屋のある程度のプライバシーを確保してくれます。

薄暗い明り

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多くのアジア料理のレストランでは、照明がかなり暗く保たれているということにおそらくお気づきの方も多いでしょう。一般的には一点に光が当たるようなまぶしい電球や、光が降り注ぐような天窓なども避けれらています。

光にフィルターをかけ、リラックスできる落ち着いた雰囲気を演出するのにはたいてい障子紙が使われています。提灯のような形のものも、オリエンタルスタイルにおいては最も人気のあるタイプの一つです。

自然光にも大きな価値が置かれていますが、フィルターをかけることで光りが強すぎたり直接当たったりすることを避けています。これがおそらく5つのオリエンタルスタイルの特色の中でも、最も重要かもしれません。


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  • Gilliatt, Mary: El libro de decoración, Folio, 1987.