もしものときに役に立つ「防災セット」
どんな家にも防災セットが常備されている必要があります。買うこともできますし、自分で揃えて作ることもできます。どちらにしても、あなた自身と家族の安全を保障するために、防災セットに必要な物についてご紹介します。
まず初めに、防災セットは必要なときだけに使用するようにしてください。薬や包帯がなくなってしまったときに、防災セットから使用するのは問題ありません。しかし、何か使用した場合には、そこにすぐに補充しましょう。もしものときに防災セットの中にすべてが揃っていなくては困りますからね。
防災セットの必需品
1.ファーストエイドキット
防災セットの中で最も重要な物の1つはファーストエイドキットです。軽傷にしても重症にしても、怪我をしたときに必要となります。絆創膏、ガーゼ、包帯、消毒剤、ハサミなど一般的に使用されている道具すべてが揃っているべきです。
慢性疾患の場合には、薬も忘れないようにしましょう。効果的なファストエイドキットをまとめるのには数分しかかかりません。
2.缶詰
災害の重さによって避難生活の長さももちろん異なりますが、防災セットを整える際には常に最悪の事態を想定する必要があります。そのため、缶詰など食料品が必須です。
缶詰の他、長期保存可能でエネルギー補給になる栄養補助スナックやその他の食品も詰めることもできます。また、水分補給できるように、ペットボトルもたくさん詰めましょう。もちろん、食べる時に必要となる缶切り、カトラリー類、ナプキンも忘れないようにしましょう。
3.ホイッスルと懐中電灯
ホイッスルと懐中電灯はほとんどスペースを取ることがないですが、もしもの時に非常に役に立ちます。大きな地震が起こりがれきの下に閉じ込められている場合には、救助隊にあなたの場所を知らせることができます。大きな音を発生させる強力なホイッスルを選びましょう。
また、どんなシンプルなタイプでもいいので、懐中電灯もあるといいでしょう。地震の後は停電のおそれがあり、懐中電灯があることによってより簡単に動くことができます。また、取り換え用の電池も用意してください。懐中電灯がどれだけの間必要になるかわからず、電池切れの状態は避けたいです。
4.温かい衣服
新しい衣服を買ったときやクローゼットを整理したときに、古い温かい衣服を捨てるのはちょっと待ってください。防災セットに入れておけば、役に立つ可能性があります。家族の分のコート、ジャケット、セーターなども同じように入れておきます。スペースがあれば、毛布もいれましょう。
前述したように、地震後は停電の可能性があります。ガス漏れの危険があるので、ガスヒーターは使わないことが得策でしょう。安全のリスクを冒すことなく温かく保つ最善策が、温かい衣服が手元にあることなのです。
5.基本的な衛生用品
基本的な衛生状態が保たれていないために、病気が蔓延することがあります。数日間、他の人々と狭い場所にいる場合には、清潔に保つことも重要です。そのため、防災セットにも衛生用品が必要なのです。
震災時、水にアクセスできない可能性もあるので、水なしで使用できるタイプがいいでしょう。最近では、体を清潔に保ってくれる水のいらない石鹸やシャンプーもあります。この種の石鹸は、傷口をきれいにするためにも使用できます。
これで準備完了です
この記事でご紹介した物すべてを防災セットに入れましょう。後は、すべてをしまうことができる丈夫なリュックやバッグを見つけるだけです。ダメージに強いリュックであれば、中身を守ってくれます。また、防水加工タイプであればより理想的です。
防災セットが必要にならないことが1番ですが、もしものときにあなたと家族の準備ができていることを知っているだけで、だいぶ落ち着くことができます。