インテリアに天然繊維を取り入れよう!

天然繊維が今流行っています。そこで今日の記事では天然繊維に関して知っておくべきこと、そしてインテリアの中にどのように使用すればいいのかについてお話します。
インテリアに天然繊維を取り入れよう!

最後の更新: 03 8月, 2020

数年前から、天然繊維はファッション業界とインテリアデザイン業界で最も人気の高い素材の一つになっています。

持続可能で環境に優しい製品への需要が高まっていることから、天然繊維への注目が再び集まったのです。天然繊維にはどのようなものがあり、何からできていてどんなものに使用することができるのでしょうか。

天然繊維は動物由来のものと植物由来のものとがあります。もちろんインテリアに関しては人気が高まっているのは植物由来のものです。装飾品や家具、敷物などに使用されています。以下で、最もよく使われている天然繊維とそのインテリアにおける使用法についてお話します。

植物と天然繊維

植物由来の繊維の原材料には、種(コットン)、葉(サイザル麻)、茎(リネン)、殻(ココナッツ)などがあります。それぞれのタイプの繊維の使い方は、その独特の性質によって異なります。

コットンと装飾

コットン 天然繊維

これは間違いなく繊維業界で最もよく使われている天然繊維でしょう。コットンの種の周りに小さなポンポンのような形で成長します。皆さんご存じのように、コットンの感触はとても柔らかく扱いやすいのが特徴です。これがコットンが最もよく使われている理由の一つです。

また、植物性でも化学性でも染色剤できれいに染まります。つまりコットン繊維は明るい色にもぴったりなのです。コットンは、生地に特定の性質を足すために、他の天然あるいは合成繊維と混ぜて使われているのもよくあります。ポリエステル、スパンデックス、「ライクラ」、レーヨンなどと合わせて使うことができます。

この天然繊維は、寝具やクッション、テーブルクロスなど、さまざまなインテリアに使用するのにぴったりです。また、コットンのソファ、カーテン、さまざまな室内装飾材料に見られます。

麻の使用法

麻 天然繊維

麻の繊維は植物の麻の茎からとれます。その主な性質の一つが、優秀な熱伝導性です。ですので、遮光カーテンのように強い光を遮断するのにもってこいです。しかも、紫外線まで吸収してくれるんです!

ですので麻は暖かい気候に適した素材ですが、それだけではありません。カビにも強いので、しみができにくい性質も持っています。ですので、海岸沿いに住んでいる方にはぴったりの素材です。

この天然繊維はとても丈夫なので、厚紙や断熱材、レンガなどを作る建築資材としても使われています。また、麻を使ったロープをひねってできた装飾アイテムなども見かけたことがあるかもしれません。

インテリアには欠かせないリネン

リネン 天然繊維

植物由来の天然繊維の中で最も丈夫なものの一つがリネンです。とても丈夫なのに、柔らかい感触をしています。熱伝導性も素晴らしいので、暖かい気候ではとても重宝されます。

リネンはその高い質のためにインテリア業界で最も人気のある素材の一つとなっています。ベッドシーツやテーブルクロス、その他の家の中で使う繊維として重宝されています。

サイザル麻

サイザル麻 天然繊維

この繊維は非常に硬く伸びません。サイザル麻はここ数年でインテリア界の注目を得たばかりの繊維の一つです。ドアマット、ラグ、家の物を整理するためのバスケット、イス、アウトドア家具などに使われています。

ラミ―素材

ラミ― 天然繊維

ラミー素材というものを聞いたことがあるでしょうか?これは白い繊維で、強くシルクのように光沢のある素材です。あまり伸びはありませんが、繊維同士が接触していないので通気性が高いのが特徴です。

ラミー素材でできた繊維はとても軽く滑らかですが、伸縮性に欠けるので他のウールやコットンなどと掛け合わせて使われます。

黄麻(ジュート)でボヘミアンスタイル

黄麻 天然繊維

黄麻は種を蒔いて収穫するのがとても簡単なので、経済的な素材です。繊維はこの植物の長い茎から抽出されます。これは最も強い繊維の一つであり、コットンに次いで最も商業的に利用されている繊維の一つでもあります。

黄麻はあまり水を吸収しないので、高い湿度の中だとすぐにダメになってしまいます。その生物分解性の特徴を生かして、若い木のプランターとして利用されたりもしています。そのまま地面に植えることができるのでとても便利です。

また、装飾品にボヘミアンスタイルのテイストを加えてくれる繊維の一つでもあります。ランプやラグ、イス、アームチェアなどに使うといいですね。

お気に入りはありましたか?

ここでご紹介したのは、植物由来の天然繊維で、インテリアの中に取り入れられるもののほんの一部です。

柔らかくデリケートなものもあれば、分厚くざらざらしているものもあります。色々なものがありますが、家の装飾にオリジナリティを加えて取り入れれば、どれもきっとすぐにお気に入りとなるはずです。