長期間空き家にしておくことのマイナス面とは?

長い間、空き家の状態を続けると、家に様々な問題が発生する可能性があります。今回は空き家問題の解決方法について考えましょう。
長期間空き家にしておくことのマイナス面とは?

最後の更新: 04 1月, 2021

持ち家が空き家のままの場合、おそらくその家をどうしたらいいのかと考えたことがあるでしょう。今回の記事では、空き家の状態を何年も続けると、気付かないうちに多くの問題が発生する可能性があることも含めて、空き家のまま放置することのマイナス面についてご説明します。

家をしばらく空き家のままで放置しても、問題はないと考えている人が多くいます。しかし、空き家のまま家を放置すると、長期的な問題が起こる原因がうまれ、最終的には様々な問題が発生するかもしれません。

まず最初に、現在の状況の長所と短所、自分にとって最も興味がある点、そして考えられる解決策を必ず分析することが大切です。また、空き家があるという状況を、ストレスに感じてはいけません。

空き家の湿気が引き起こす問題

長期間空き家にしておくことのマイナス面とは? 湿気

空き家で対処すべき最大の問題の1つが、家のさまざまな場所に発生する可能性のある湿気です。悪天候や経年のダメージが原因となり、汚れや悪臭が発生する可能性があります。

家を空けたままにしている場合でも、時々は家の状態を確認する人がほとんどでしょうが、毎週確認に行くことは少ないかもしれません。中には、年に1回しか訪問しない人もいます。家を放置していると、湿気をはじめとする様々な 問題が発生する可能性があるため、頻繁に家の状態を確認する必要があります。

湿気や様々な水分が、​​壁に直接影響を与える可能性があります。したがって、家が雨風にさらされたり、屋根に水漏れがある場合は、特に注意を払い、家を空き家の状態で放置してはいけません。

家の状態を定期的に確認しないと、自分が望まない、不愉快に感じるほどの驚くべき問題が起こるかもしれません。

何年も空き家にすると家が汚れる

何年も空き家にしておいても汚れは出ない、と考える人が少なくありませんが、実はこれは間違った考え方です。誰も住んでいない無人の空間は汚れてしまうだけでなく、虫などが家の中に侵入する可能性があります。

またそれ以外にも、次のような3つの問題が生じる可能性があります。

  • 家を放置している兆候の一つである蜘蛛の巣が、色々な場所に発生することがあります。
  • 汚れやほこりも空き家に大きな影響を及ぼします。湿気が発生するのと同じように、ほこりも発生します。室内の装飾品は光沢を失い始め、放置されている兆候を示す可能性があります。
  • 時間の経過とともに、塗料が剥がれたり、木が虫に食われたり、浴室の排水パイプが詰まることがあります。このように、長期間にわたり空き家のままにすると、多くの悪影響が生じる可能性があることを理解しましょう。

空き家は経済的な損失を生む

長期間空き家にしておくことのマイナス面とは? 放置された家

何年も空き家の状態が続くのは非生産的です。空き家から収入を得るつもりはないかもしれませんが、お金がなくなる原因になることを覚えておきましょう。所有する家を空き家にする前に、利益をもたらす解決策を考えてみませんか?

家が空き家だとしても、自治会費をはじめとする様々な費用や税金を支払わなくてはいけませんし、水や電気は使わなくても維持費を払わなければならないでしょう。様々な請求書を見ると、長期的にはお金を失っていることがわかります。

空き家という非生産的な方法ではなく、賃貸として活用することをお勧めします。空き家を最大限に活用し、追加としての収入を得るためにお勧めの実現可能な方法です。またこれは、空き家を放置しないのにも役立ちます。

空き家の状態で家を所有するのは、経済的な「コスト」になる可能性があります。

空き家があるコミュニティで起こりうる問題

空き家のあるコミュニティで、空き家が問題になる可能性があります。この問題は、自治会など近所の会や様々な活動に気づかないことなどです。

自治会などの会費の支払い方法や、水漏れをはじめとする様々な問題や修理などについてのお知らせが送付されますが、それが所有者の手に渡らないことがあります。

そして、空き家ということはその家に誰も住んでいないため、隣人やご近所へ何も貢献していません。ここで大切なのは、この状況において損をしたりさせたりしているのは空き家の所有者だという事実です。


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  • Heller, Andy; Frank, Scott: Invertir en vivienda, Barcelona, Gestión 2000, 2007.