盆栽を育ててみませんか?
鉢の中で樹木を育てる古代の芸術である盆栽。発祥は起源前200年前の中国にまで遡りますが、その後日本から西洋に広まりました。
熟練した職人たちは、鉢の中で小さな樹木や植物を育て、真の美しさを表現します。
はじめに
盆栽は小さいですが、幹もあり、直接挿し木をすることもできます。しかし、初めのうちは、園芸店に行き、若く健康な植物を見つけることをお勧めします。
盆栽を成功させるには、適切な剪定と針金かけ、土の配合、そして自然条件を再現するための創造性が鍵となります。
置く場所
成長を促すために屋外で育てるのに適した樹木もあれば、寒さに耐えることができないため屋内で育てるのに適した樹木もあります。選んだ樹木の種類によって、屋外と屋内の条件に合っているかどうかが異なります。
イチジク、竹、ナンヨウスギなどの熱帯の樹木を育てる場合には、屋内で育てましょう。
あなただけの盆栽
盆栽の栽培では、自然条件が樹木とその成長に与える影響を再現することを目的としています。例えば、日光を求めて傾いたり、風の影響で鋭い形になったり、太陽に耐えてしっかりとした輪郭になるなど、自然条件によって異なる樹形を作り出すことができます。
樹形は30種類以上にも上りますが、本日はその中でも特に人気のある5つの種類をご紹介します。
- 寄せ植え:自然の景色のように、数種類の植物が1つの鉢に植えられた盆栽。
- 懸崖:急な山の岩の間で育ち、自らの重さにより下向きに曲がった樹形。
- 吹き流し:強い風の影響で傾いた樹形。
- 斜幹:傾いた樹形。(枝が傾いた方向に集中していることが多い。)
- 直幹:まっすぐ空に向かって伸びている樹形。
盆栽を育てるにあたって、特定の樹形を選ぶ必要はありません。それぞれの盆栽が異なった形をしており、全く同じ盆栽は1つとしてないのです。あなたの好みやインスピレーションに任せて育ててみましょう。
挿し木から育てる方法
挿し木から育てる場合には、まずはポプラ、柳、カバノキ科など挿し木ができる樹木を選びます。
挿し木を発根させることができれば、その後もうまく育てることができます。夏の初めであれば若い枝から、秋であれば熟成した太い枝を挿し木にしましょう。挿し木から育てるときには、次のステップを参考にしてみてください。
- 挿し木から葉を取り除く。切り口に植物ホルモンをつけて、さらに湿った土で覆う。
- 切り口を覆った土を丸く整えて、健康な土に植える。太陽や風から守り、また頻繁に水やりをして土が湿った状態になるようにする。
しかし、すべての樹木が挿し木ができるわけでありません。例えば、ほとんどの針葉樹 は挿し木から育てるのが難しいです。挿し木をする前には、樹木について調べてみてください。