アメリカドラマ「マッドメン」を連想させるミッドセンチュリースタイルの家3選
ミッドセンチュリーモダンの潮流は60年代に始まった現在でも人気のあるインテリアスタイルです。 アメリカのドラマシリーズマッドメンの成功も、このスタイルが人気の理由でしょう。シリーズ全体を通して見ることのできるインテリアはおそらく、多くの人にとってドラマの本筋より気になる部分でもあったでしょう。この独特のスタイルを家のインテリアに取り入れたいのであれば、本記事でミッドセンチュリーモダンスタイルのインテリアとはどんなものかチェックしてみてください。
他の業界と同じく、インテリアにも流行の繰り返しがあります。これはまさにミッドセンチュリーモダンのデザインに当てはまります。世に出て60年後、また流行りだしたのです。引き続き本記事を読んでこの素敵なインテリアを取り入れた家のさまざまなスタイルをご覧ください。
グレーとブルーを基調にしたミッドセンチュリーモダンの家
最初に紹介するミッドセンチュリーモダンの家は 、スターグレーとブルーを基調にしています。この2つの色は通常寒色に分類されますが、しっかりインテリアを考えれば暖かい雰囲気を作り出せるのです。
この家は、ミッドセンチュリーモダンデザインの特徴のひとつ (大きな窓) を取り入れています。窓を壁全体に割り当てているため、日光がたくさん降り注ぎ、見渡せる空間が広がり部屋がより広々と見えます。
大きな窓は、上の写真の中庭のように部屋と外の空間を視覚的につなげます。
大きな窓がなくてもミッドセンチュリーモダンデザインを家に取り入れることが可能です。ただし忘れてはいけないのは、窓を採光目的に使い窓をメインインテリアにすることです。
家具に関しては、ミッドセンチュリーらしい直線的でシンプルなものを選びます。実用性を重視し豪華なデザインは避けましょう。写真の部屋では、カーブのあるアームチェアが直線的なラインのソファーやコーヒーテーブルのコントラストになっています。
ミッドセンチュリーモダンの寝室
下で紹介している写真は、ミッドセンチュリーモダンデザインを取り入れた寝室です。 先に紹介したリビングルームと同じく、寝室の直線的なラインが主役です。しかしこの部屋にはミッドセンチュリーモダンのコントラストになるような曲線のものはありません。
家具はシンプルで実用的なものとなります。ここでのメインの素材は無垢の木です。無垢仕上げは、ミッドセンチュリーモダンデザインのもうひとつの特徴でもあります。
デザインは非常に控えめで気取りがありません。この寝室では、 ベッドのヘッドボードの部分と窓枠部分にサボテンを置いています。 鉢の形はバラバラですが、白い色がつなぎとなり全体に溶け込んでいます。
全ての線がまっすぐでカーテンもなく装飾も最低限ですが、それでもこの部屋はインテリア要素全体のバランスがよく、居心地のよい雰囲気に仕上がっています。
木製のミッドセンチュリーモダンスタイルのキッチン
最後に紹介する写真は、ミッドセンチュリーの装飾を取り入れたキッチンです。これまで見てきた部屋と同じように、半世紀前に始まったスタイルであっても現代にとてもしっくりくるデザインとなっています。
このキッチンでは、デザイナーがミッドセンチュリーモダンの装飾で一番人気のある素材 (木材) を選択し、床とカウンタートップ、椅子、棚を木製にしました。これらに木材を使用することで、全体的にインテリアがまとまったキッチンとなっています。
どの家具も直線的なデザインですが、唯一そのコントラストとなっているのがダイニングエリアとキッチンに下がるランプです。それでも色が白いため全体とよく調和しています。
キッチンでは、ミッドセンチュリーモダンデザインの特徴をもうひとつ取り入れています。つまり余白による視覚的な広さです。またミニマムな装飾もスペースをより広く見せています。
また素晴らしく大きな窓もあります。この写真では、キッチンとダイニングルームを区別しています。ラグとともにシンプルで直線的なラインを作り、物理的にキッチンとダイニングを分けるものがなくても窓がスペースを隔てる役割を果たしているのです。
本記事で紹介したアイデアを活かすと、ミッドセンチュリーモダンのデザインを取り入れたスタイルとなります。このスタイルをあなたの家に取り入れてみてはいかがでしょうか?